インドで詐欺師

アグラの詐欺師
AGRA Travel
Chocolate caféの前で待っていた
でぶっパラのおっさんが話しかけてきた
「デリー行くの?
チケット見せて確認したいから
何の確認?
バス会社の確認がしたい
仮にこのおっさんがバスの係員だとしたら
乗客である自分を案内するかもしれない
それとも乗客なのか?
何もない大通り沿いのカフェが
バスの待ち合わせ場所なので
バス乗り場が合っているか確認したいのか?
自分もたまにその確認はするので
その気持ちも分からなくはない
行き先とチケットを買ったバス会社の名前
がわかるページを見せた
と、おっさんは自分のとは
違う会社だと言って去っていった
なので、このおっさんとは無関係のバス
なんだなと思った
まあ何事も無かったなと思いまたバスを待つ
10分ぐらいして
おっさんが戻ってくる
「バス会社に電話から電話が来て
待ち合わせ場所が変わったらしい
「そこに行くには
トゥクトゥクで100ルピーかかる
指差す先はおっさんのトゥクトゥク
は???
疑った、、速攻疑った、、
さっきまでバス会社の係員か乗客かと
思っていたおっさんは
トゥクトゥクドライバーだった
そのまま疑惑の目で話を聞いていると、
おっさんはこう続ける、
「疑っているならこの電話番号を見てくれ
そして今、電話が繋がっているから
話をしてみてくれ
おっさんは電話を渡してこようとする
面白いくらいにインドでの詐欺の事例だ、
偽物のバス会社の奴と電話越しに話をさせて
信用させようとするやり口だ、、
何十年経ってもその騙し方は変わらないのか、、、  
『いや、電話しても会話無理だし要らない
本当に確認が必要なら
受け取るのではなくて
自分で電話を掛けるべきだ
幸いバスチケットを買った後に
ローカルの方の問い合わせ先が
SNSに送られてきていた
通話SIMカードも入っているので
電話も掛けられる
その後瞬時に
頭の中でこの一通りの流れを整理した
確実にこのデブっぱらのおっさんは
騙しに掛かってきている
誰かがブログに書いてたけど、
デブっぱらのドライバーは信用できない
なぜなら
観光客を騙したり悪いことして
大金を巻き上げて無駄に食ってるから
デブっぱらなんだと
さっきおっさんには
行き先とバス会社の名前を見せてしまった
事を後悔する、、、
知らない奴に話しかけられても話さない
それを徹底していなかった、、
ただ単純に確認がしたかったように見えた
もしおっさんが
乗客の立場だとしたら不安だろうに
助けてあげようとか、
もしおっさんがバス会社係員なら
仕事内容の確認を拒否ばかりして
滞らせるのも悪いな
そんな気遣いと優しさが仇になって
返ってきた
もし、おっさんの言う通りに動けば
トゥクトゥクで100ルピーで移動したのち
移動先で起こり得る事態を想定すると、
偽の移動先には
当然予約したバスは来ないだろう
その間に本当のバスは逃す事になる
なんだかんだしてる内に
しょうがないからと言った具合に
代わりの偽物のバスのチケットを買わされる
だろう
そこまで想定してかなり頭にキタ
『おまえ、やりやがったな?!
ふざけんじゃねえぞ!この野郎!!
と目の前で叫ぶと
オッサンはしたり顔で笑った
それをみて確信した、、
コイツはとんでもないクソ野郎だ、、
もう、このオッサンとは
関わらない事にした、
ただ、最悪の事態を考える
もし仮におっさんがかけた電話先が
本当のバス会社だったら
最悪おっさんが100ルピー欲しい為に
「待ち合わせ場所を変えてくれ と
バス会社に告げたかもしれない
それとも、
「今日は乗れなくなったから
待ち合わせ場所に迎えは要らない
とでもうそぶいた可能性もある
念のために自分のけいたいから
バス会社に連絡をいれた
もしかしたら、繋がらないだろうか?
とも思っていたバス会社とも連絡がとれた
待ち合わせ場所は変わっていないことの確認
を二つの番号があったので両方にかけた
事態の収集を終えると
クソデブおっさんは
トゥクトゥクに乗って去っていった、、、
アイツが犯罪者だという100%の確信
低脳バカクソ野郎インド人に勝利を感じた
小芝居が過ぎるんだよ!クソ野郎!!

そして、待ち合わせ時間が過ぎた、
バスは来ない、、
何故だ、、
おっさんが去り際に残した罠にハマったか、、
少し不安になった、、
15分ぐらい後に、
また知らないインド人に声をかけられる
「待ち合わせ?バス?バス会社から
君を迎えに来たんだけど
もう嫌だ、、、また同じパターンかよ。、、
すると、待ち合わせ場所のカフェから
店員が出てきて、
「彼はバス会社の人だよ、
毎日ココに来ているから心配ない
ん、、
そもそも、さっきの出来事の間に
少しも介入してくれなかったこのカフェ店員
ここでは毎日の様に
同じ犯罪が繰り広げられている筈だが、
本当にもう誰も信用できなくなっていた、、
大型のバスがこの場所に来るのかと
思ったら、現れたのはボロいミニバンと
新たなる見知らぬ男が、、
『ネームカードか会社名の分かるもの出して
『写真撮らして
徹底的に疑って掛かって、
抵抗する素振りも見せなかったので
ネットの待ち合わせポイントに
大型のバスが来なくて、
そこまでは代理店が送っていくという
パターンが通常の代理店業務なんだと
理解していたので
ボロいバンに乗り込んで、向かった先には
バスが待っていた


身分証の写真を撮る
自分の情報は伝えない
名前や行き先、
チケットを買った会社名は教えない
チケットも見せない
もし、自分が相手が確認したければ、
相手の会社名やネームカードを出させる
自分の情報を先に出して照らし合わせない




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