キレられる
バスチケットがオンラインで売り切れで
セルビアのこのど田舎にはチケットオフィス
なるものも無く
ドライバーから直接買うことに
待ってる間にオバちゃんに英語で
話しかけられる
『ベオグラード行くの?
日本人?私は日本人の友達いるの
とかナントカかんとか
なんか、でっかくて平たい箱を持ってた
なにそれ?って聞くと
『大きなピザをお祝いで買っできたの
とかなんとか言ってた
たしかにそれは
XLくらいのバカでかいピザだった
バスが来て荷物をバスの下に預ける
チケット代と荷物代をドライバーに
払おうとすると
突然セルビア語でキレられる!?
何いってんだかサッパリわからんけど
とりあえずこのオッサンガチギレてる、、
こまった、、
多分。荷物代払えよと言ってる
それは、いつもの事なので事前に分かってる
が、それがいくらか?わからんから
iPhoneの、電卓差し出して打ち込んでくれと
やるが、、
このオッサン電卓の使い方知らない、、
まじかよ、、、どうやって生きてんだ、、
と、後ろから見知らぬオバちゃんが
英語で
「荷物代金だけ50ディナール払わないと
ダメなのよ今ここで と
助かった、、
50ディナール払って荷物預け完了
んで、バスに乗り込みチケット代を
払おうとする
値段分かんないので
もう一度電卓出してみる
こうやってボタン押すんですけど
ってやって見せたが
このオッサン、、やっぱり、、
電卓というかむしろ
スマートフォンを触ったことがない素振り、
数字を打ち込もうとしない、、、
そしてまた後方のさっきのオバちゃんが
英語で掩護
よかった
乗車賃1300ディナール
なんとかベオグラードに戻れそうだ
クネクネの山道をなかなかのスピードで
バスは走る
そして乗車して15分くらいして
前方から
『オーマイガー!!
声の主はさっきのオバちゃん
どした?!と前に席を見ると
特大ピザが、
バスの床にブチまけてあった、、
オバちゃん、、、ピザを隣の座席に置いて
これが私の知り合いの日本人だよ
とかなんとかしながら
携帯ピコピコしてたから、、
全然見てなかったんだろう、、
『あーあ生ゴミになっちゃったわ
なんて言ってたけど
オバちゃんはさっき自分を助けてくれた
これも何かのキッカケで
ピザを失った分
違う方向であのオバちゃんに
何か良い事があれば良いなと思う
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