危険
街の中心部西側
ポン引きにつきまとわられた
街中で声をかけられ
ショッピングモールのトイレに逃げ込む
トイレの個室で10分ほど様子を伺う
まだなにか怪しい
20分、、んーだいじょうぶだろソロソロ
コンコンコンコン!
様子を伺うと
4つトイレがあるのにココだけにノック
それはどうしたってオカシイ、、
狙われている?、、
めんどくさい事に巻きこまれた、、、
こうなれば我慢比べか?!
30分経過、、
トイレのドアの上部から、、
スマホが入ってきた!!
様子を動画でトイレ内の
確認したかったのだろう
完全な盗撮行為だ、
そしてこのありえない行為は
ある程度予測していた危険度を
確信へと変えた
完全に狙われている!!、、
30分もトイレにいる人間にへばりついている
異常な執着、
血の気が引いた、、、
すぐにでもこの場を離れようと
立ち上がりドアを開けると
やっぱり奴がいた
それも何食わない顔して、
「トイレ長かったね
だと
ありえない、、
道端でさっきあったばかりの人間のトイレに
30分も出口で待つ馬鹿がどこにいるのか?
ショッピングモール内の店員に
脅しも兼ねてポリスを
呼ぶように頼むが全然通じない
出入口のセキュリティーでさえも
この状況をわかってないのか
日常茶飯事なのか知らないが
まったく無反応
英語がわからないのか
こういう犯罪行為が普通の風景なのか
街中で人は沢山いるのに
まったく助けてくれない
ミャンマー人達に絶望した
なんとかこの状況から逃げ出そうと
タクシーに乗りたいが
普通のタクシーであれば
行き先交渉の場面で奴らに邪魔されて
足止めをくらいそうだった
なので奴に見えないようにグラップを起動して呼ぶ
その間も仲間がひとり増えた
奴が言うには、
自分はショッピングモールのセキュリティー
が仕事、
と言ってトランシーバーをポケットから取り出す
完全に嘘だ、、だって入口に制服着たセキュリティーいるじゃん、、
おまえ私服じゃん、、
そのトランシーバーの使い道って
街中でターゲット見つけたら仲間と
情報交換するツールだろ、、
それかただのダミー、
増えた仲間はトイレの管理人、だから
トイレの使用料を払えと、100MMK
日本円で10円
んん、10円なら別に詐欺られても関係ないか
と思ったが、奴らがそんなので納得する訳がない、きっとその裏には
たとえ100MMKでも、お金を取り出すのに
財布を見せる事になる
真の目的は財布と中身のチェックの為
なのだろうと、
そこまで勘ぐったので一切財布には
手をつけなかった
そしてグラップを見つからないように起動
早くこの場を去りたいのでとりあえず
どこでもいいので
尾行されてもホテルの場所に関係ない
セントラルステーションまで
5分ほど待ってタクシーが来た!
1分がやたら長く感じられた瞬間だった
呼んだ車だと気づかれないよう
おもむろにタクシーに近づき
とっさにドアを開けて乗り込む!!
と、
ガッ!!!
奴が走りこんで来た!!
タクシーのドアと車体のあいだに奴の
クソでぶった体を押し込んで閉まらないようにして俺の体をを抑え込む!
「のおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!
俺は叫んだ!!
悲鳴なのか怒号なのか
もうありえない感情の中
犯罪にあったときにしか出ないであろう
声をだした
すると、奴は一瞬ひるんでそのクソでぶった体をドアから離した
すかさずドアを閉める!
両側のドアをロック!
「ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴー!!!!!!
運転手に発車を促す
だが運転手はアクセルを踏まない、、
なぜ?
だってそりゃ配車アプリで呼ばれた自分が
イキナリのりこんできたやつの為に
発車をするわけない、、
「グラップ!グラップ!俺が呼んだんだ!
アイツは犯罪者だ!!頼むから
はやく行ってくれ!!
まくし立てると運転手も理解したようで
アクセルを踏んでくれた
はぁ、、なんとか脱出、
車を走らせ少し離れると、運転手が
「ここら辺はポリスステーションがあるからもう安心して みたいな事を言ってくれた
ほう、そうなのか、、
必死で逃げ出したので後ろを見ていなかったが、あの粘着クソ野郎の事だから
最悪尾行されていたら困るなとも考え
ポリスステーションで車を乗り換えて
撹乱させようと考えた
「ごめん、運転手さん、
そのポリスステーションに行ってくれますか?
「Ok
運転手は快くUターンをしてポリスステーションまで連れて行ってくれた
ポリスステーションに着くと入り口付近に5人くらいのポリスがいた
その中の一人は常に無論実銃のライフルを
携帯していた
ミャンマー語で説明できるわけも無く
まして英語でさえもこんなトラブル時に
使える英会話など練習した事もない 笑
せっかくここまで来たものの呆然と
立ち尽くしていると
さっきのタクシーの運転手が
そのまま待っていてくれて
こちらまで来てポリス達に状況を説明して
くれた
ホント助かった
この事件が起きた時刻が
ミャンマーでの滞在時間残すところ数時間という状況だった
なので時間の関係もあって調書とか
なんだとかの話には持ち込まず
怪我もしてないし、持ち物もとられてないので、立ち話程度で済んだ
別れ際5人のポリス全員に握手を求め
「頼むから、事件があった周辺は
特に見回ってね
と伝え帰路に着いた
親切な運転手からは
「次あそこに出歩くときは一人で行かない方がいいよ、と
忠告された
実は宿に着いてからもゾワゾワはまだ続いていて
最悪空港まで追って来たら終わりだな
なんて考えてた
ただコレが運良くも旅程の最終日だったから
まだ助かった
次の日とかまだ滞在してても外に出歩く
精神状態を保てる気がしなかったので、、
まったくの最悪の事態だったけど、
ギリギリだった分気付かされた事があった
夕方の5時でも危険な事は起こる
街の中心部で人が沢山いて助けを求めても
見て見ぬ振りをする現地人
ただ普通に歩いているだけでも犯罪者からは
目をつけられてしまう
知らない人に声をかけられても
ついていかない
知らない人に話し掛けられても無視
事前にツーリストポリスや
現地ポリスの連絡先をメモしておく
人前でお金は見せない
屋外ではiPhoneも極力出さない
財布とは別に少額の紙幣を出せるように
スリ、置き引き、対策はかなりしてきたけど
今回の様な軟禁したりする犯罪が
まさかホントに起こるとは、、
対策をもう少し考えていこう
そしてミャンマーには二度と行かないだろう
犯罪者は地獄に落ちろ
たったひとりの犯罪者の思考だけで
こんなに引っ掻き回されるとは
ホント迷惑な話
馬鹿と犯罪者には極力近づかないように
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